・お勧めの一冊
難しいです。後半になると、教訓じみたことを言ってなくて、日記にようになっているんですね。それでも、これはっていう教えがありましたので、書き留めてみました。
位なきことを患えず、立つ所以を患う。
己を知ること莫(な)きを患えず、知らるべきことを為すを求む。
(地位のないことを気にかけないで、地位を得るための正しい方法を気にかけることだ。自分を認めてくれる人がいないことを気にかけないで、認められるだけのことをしようと努めることだ)
学は及ばざるが如くするも、猶おこれを失わんことを恐る。
(学問には追いつけないかのように勉める。それでも、なお忘れないかと恐れる)
知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼(おそ)れず。
(智の人は惑わず、仁の人は憂えず、勇の人は恐れない)
・あえて原文から挑戦する
論語は言うまでも無く、四書五経のひとつにて、儒教の祖・孔子の著したものです。
老子や荘子の教えが自己の内面に向き合うものであれば、礼節を重んじる論語は外面と向き合うためのものでしょう
岩波文庫「論語」では、原文と口語訳・現代語訳が書かれています。
注釈等が無いだけに、理解するのは難しいと思いますが
私の古典の師が言うところによれば、古典の書は原文から入れとの事です。
古典は読み解き感じ取る事が重要であるから、最初から原文を読んで、そこの何が書かれているか深く思案して理解しろ
そういう意味でしょう。
本当に論語を学びたいのであれば、あえて原文から挑戦するのも良いと思います
・先生は言われた。
論語を初めて読んでみましたが、孔子は凄いですね。
なんで、この人はここに書いてあるような事を会得
というか悟るというかが出来たのだろう?と思わず
にはいられませんでした。
そして本当にこの本は一生傍らに置いておりに触
れてドッグイヤーされた箇所を中心に読み直し、自
分を律していきたいと思いました。
・原文にこだわりたい人なら…
今まで、学校の漢文で勉強したり、色々な場面で引用されていたり、目に触れることが多かったものの、通読したことがありませんでした。
しかし、多くの経営者が読み、”私の推薦する本”にも多く挙げられているので、一度通読してみようと思い立ち、購入に至りました。
そこには、
・君子(=徳の出来上がった人)と小人(=つまらない人)の違いとはどこにあるのか
・自分の心の持ちようをどうすべきか
・そもそも人としてどうあるべきか
といったことの本質にせまることが、それぞれ短い文章の中に凝縮されています。
勉強になる部分も多く、中には、手元に書き留めておきたいと思う文章も含まれています。
一方で、全文を読んでいくと、
・門下生のAとBとはこう違う
・音楽はいいね
・儀式ではこう振る舞った
といったような、孔子の独り言に近い(私見です)と思われる文章も入っているのも事実です。
かつ、この本には、原文と読み下しがあって、その後訳注があるという形になっているため、まずは書かれている日本語の意味を知ろう(=訳注だけ読もう)と思った場合、割かれているページの半分以上は読み飛ばすこととなります。
論語ほどの書物であれば、訳注を元に現代の内容に置き換えた解説本、子供向けに書かれた本、はたまた漫画に至るまで、様々なバージョンが世に出ています。
そのため、「原文から読んでみたい」、と心から思う人以外は、まずは書店に行き、手に取ってみたうえで、自分のスタイルに一番合う本から入っていく方が、エッセンスを学びたいと思っている人にとってはベターであると感じました。
原文を読むのは、ある程度の内容理解が進んでから改めて、でもいいと思います。
それゆえ、個人的には、孟子・大学・中庸では、文庫版でなく、新書版から読むことにしました。
・語り継がれるもの・・・
論語に書いてあることは、日本人の価値観のベースとしてしっかりと根付いている。
読み手の心理的な状態にも拠るのかもしれないが、読み直すと一々「なるほど」と心にしみてしまう。定期的に読み直し、その意味を考え直す・・・。「座右の書」の一冊である。