・今までの甘い彩雲国物語が苦手だった人こそ、新しい彩雲国に惹かれると思う。
新章、どうやら本格的に面白いようです。
ちりばめられた伏線が少しずつ明らかになっていくところなんか、帰ってそう快感があります。「あーそーだったのか」とうなずいてしまいます。今回はちょっとしたミステリーみたいな感じ。
特に意味のない、何気ないシーンだと思って読み流していた部分が実は……!という。作者の細かい仕掛けがよく利いていて、思わずにんまりしてしまいますね。
キャラもうまい具合に絡まってます。
今まではわりとただ楽しいだけのうわべだけの物語だったものが、だんだん深いところまで入ってきているようです。そのせいで、今までのノリが好きだった人には嫌われるかもしれませんが、今までのノリが軽すぎて中身なさすぎだったと嘆いていた人には逆にすっと受け入れられるかもしれません。私もその一人です。
今回の新キャラ、清雅くん。
個人的に好きなタイプです。彼のような人を待っていた!という感じです。秀麗の手ごわいライバルとして物語に厳しい辛味をぴりっときかせてくれると思います。
これからの展開が非常に気になります。
ラストを見ると、これからはいよいよ秀麗の成長物語になるんじゃないかなぁ、と想像できますが。
これは別にラブとかなくても十分面白いと思うので、その辺はかまいませんね。また、この厳しい状況の中にうまくラブを絡めてくれるとなお嬉しいです。
新しい方向性を見せ始めた彩雲国。
他の方がおっしゃっているような不安(作者は行き詰ってるんじゃないの?的な)や暗さは感じられません。少なくとも私は。
むしろ主人公が困難を乗り越える物語こそが面白いんじゃないでしょうか。甘やかされるだけの主人公に飽きている読者には、今後の彩雲国の行方を見守ってほしい。甘いだけの物語が見たい人には残念ながらおススメできないかも。
ライトノベルの枠からややはみ出そうな予感(ちょっと言い過ぎでしょうかね)もしますが、物語の成長は一読者として大歓迎します。
とにかく続巻を読まなくちゃ!
・この先は大丈夫か...
久しぶりに登城した秀麗を待っていたのは、「職務に就いていない冗官の一斉免職」という解雇通知だった。一月という執行猶予のうちにどこかで拾ってもらわなくてはならないのに、他のリストラ対象冗官の面倒まで見ることになる秀麗。これまでに培ってきたツテはあるが、できればそれは使いたくないけれど...
今回は、すぐそこに解決策が転がっているのに、それを使いたくない、しかも、他人の面倒までみながら期限付きで奮闘、と相変わらず大忙しです。正直、意地張りすぎですね。他のみんなが言ってますが、やりすぎです。タンタン君とか、今回登場の新キャラとかにもまれて、もう少し普通の人の感覚を身に着けるべきでしょう。それはそれとして、作者はこの先どういう方向に進むべきか決めているのでしょうか?このまま行くと、恋愛抜きの異世界女性官僚出世物語になってしまいますが、読者はそんなもん求めてないだろうし。ちょっと心配。まぁ、伏線もいっぱいはってるようですし、謎も残しっぱなしなので、お話の予定はあるのでしょう。なんとなく、行き詰ってきているようなのが気がかりです。
・不完全燃焼・・・
秀麗のおせっかいに、やや苛々しましたf^_^;
まぁ罠だったんですけどね。
タンタン今回も大活躍でしたねv
一つの事件が解決したのに、犯人の名前が出なかったのが消化不良なんですが…
出てないですよね?←聞くなよw
伏線なのかもしれませんが、その引っ張り方はどうかと。
他にも寸止めの消化不良だらけです。
話をもうちっと整理して、シリーズで大きな流れがありつつも、一冊完結にする部分はきっちり終わらせてほしいなぁ…
な〜んか含みがある内容ばかりで、すっきりしません。
いろいろ書きたい気持ちはわかるんですが、どうも期待感じゃなく不快感が残りました。
・秀麗の秘密未だ明かされず…
ここ数巻で匂わされてる秀麗が恋愛に積極的になれない体の秘密は、やっぱりまだ明かされなかったですね。引っ張りすぎな感も否めないですが。
ここまで引っ張って子供ができないとか言う阿保みたいな理由じゃないことを祈りたい!
恋愛話を楽しみにしてる人にはあまり楽しめないかもしれませんが、政治家としての秀麗の話が好きな人には楽しめる一冊だと思います。
これからが楽しみですが、風呂敷広げ過ぎて畳まないで終わるなんてことがないようにしてほしいです。
人気作だけにズルズル連載して『花より男子』や『デスノート』みたいな中途半端で終わらないことを望む!
・さて…
(今後に期待で☆五つ)秀麗の甘さが何処まで通用するか?その疑問が解消された巻でしたね。タンタンの才能は意外でしたが、陸清雅に対抗するには必要でしょうね。でないと『庶民派お嬢様』気質の秀麗は、陸にアッサリ叩き潰されるだろうし(笑)なので、秀麗には王の嫁にならず、一生、彩雲国初代女性官吏街道を後世の為に歩み、結婚とは違う形で結ばれても良いし。クリーンな政治をする為、葵や陸みたいな腹黒冷血自己中貴族官吏との闘いの幕開けです。ただ、ハイペース発刊で作者の体が心配(-.-;出版社も大事に作者を育てて。