・「本当に大切なこと」
私はここのところ、「世の中って、結局男のためにあるんじゃない?そんなのってバカらしいしやるせない。」と思っていました。
そうしたら、この本が、心の凸凹に、ピタッと、優しくはまり、癒し、励ましてくれました。
この本は、日本にはびこる、メディアが国民に植え付けた価値観に違和感を感じて悩む人達を、安心させ、勇気づけてくれる素敵な本だと思います。
「本当に大切なこと」ってさ…やっぱ、こうじゃなきゃね!
この本のサブテーマは、「人間の醜い心」なんじゃないかと思います。
私も、度々ハッとさせられました。
定期的に読み返したいです。
また、幼少期、そして思春期の子供達の心理を非常にリアルに書いていると思いました。
物心がついたばかりの子供達の、ポーッとした感じとか、大人から見たらおかしな、彼ら特有の秩序ってありますよね。
「こういうの、わかるなぁ〜。」って思いながら読みました。
それから、日本の中学・高校を支配するスクールカースト。
非常にリアルに書かれていて、私の中学・高校時代の周囲の状況とぴったり当てはまり、驚きました。
評価を★4つにしたのは、ところどころ「ええ話」にし過ぎかな、と感じたり、「少し未熟な部分があるな」と思ったためですが、それを補って余りあるほど、素晴らしい部分がたくさんありますので、興味を持たれた方は、ぜひ読んでみて下さい。
・面白かったぁ〜
主人公と一緒に暮らす猫 ラムセス2世の語り口で綴られていく物語。
主人公のきりこをはじめ、登場人物が皆、その人らしさに溢れていて
それゆえの苦悩もある。
それでも最終的には皆、そんな自分を、自分の人生を
肯定して生きていけるようになる。
世間の基準や他人の目が気になりやすい人には、とても元気をもらえる本だと思います。
・あなたは、あなただ。他の誰でもない。
人間を判断する材料、中身と容れ物。どちらも込みで、そして、経験してきた人生すべて合わせて自分である。ぶすな女の子、きりこがそう思えるようになるまでの生活が描かれています。きりこにかかわる周りの人間達、猫達。ユーモラスに軽快に、時事ネタも含みながら、軽い雰囲気で読み進められますが、最終的には、人生において大事なことはなんなのか、そんな深い事を考えさせられました。
・猫‥苦手だけど、チョッと尊敬!(^^)!
ぶす…って言葉がここまで連発される小説は初めて。
40代後半になると、ブスってことはさておいて
悩みや困難がいろいろあるから、この本を読んで久しぶりに
自分がブスで思い悩んでいたことを思い出しました(^^;
だから最初読み始めた時は、軽い内容!?と思いきや
悩みの原点というか、
少々オーバーだけど哲学的にも思える内容で…
元・美少女じゃない元・女子にオススメです(^^♪
読みやすくて元気が出ます!
・本当の主人公は「猫」です
可愛い表紙、テンポも文体も軽い、ユーモアもある。でも、けっして中身の軽い小説ではありません。
誰かを好きになる時、どうしても「容れ物(外見)」で判断しがちです。
誰だってぶすにうまれるよりは綺麗にうまれたい。
でも、そんなことよりも大切なのは容れ物の良しあしじゃなく、自分の好きなように自分らしく生きること。
自分は自分でしかない、それでいいんだ・・・。
それに気づき、自分の価値を受け入れた後のきりこの優しく賢い生き方はすがすがしく、素敵なお話でした。
「ぶす、ぶす」と普通は言いにくいことを連発しまくるので気分を悪くする人もいるかもしれないけれど、
これは作品の流れでどうしても必要なことです。そこはわかっていただきたい。
ラムセス2世がいい味出してます。人間と違う、猫の価値観が面白い。
この作品の猫たちは頭が良くて、人間以上に達観していました。
本当の主人公はきりこじゃなく、ラムセス2世なのかもね(*^_^*)