・近未来という設定は必要か?
「魔王」の続編といわれる作品です。
現在から50年ほど未来の話だけど、ネットの技術は進歩しているものの庶民の生活自体に今とそれほど大きな変化はナシ。
そのへんが近未来小説としては味気ないです。
謎を解くカギがジョン・レノンの曲や「クロウ」だとか「駅馬車」という映画にあるのは伊坂さんらしいけど、
これらの映画や曲は2009年の今でも古く感じるほどなのに、あえて近未来小説の謎解きのキーワードにする必要はあったのか疑問。
素敵な曲や映画を効果的に使うのは伊坂さんのお得意なやりかたなのに、今回ばかりは裏目に出てる。
正直、最後まで夢中になる要素はなかったです。
テーマ自体は面白そうなのに、伊坂幸太郎が書いたのに、なんでこんなに面白くないんだろう。
こんなに面白くなりそうな要素がありながらつまんないなんて、ある意味すごいと思う。
でも、「勇気があるか?」って問いかけ・・・ドキッとしますね。
はっきり「イエス」と答えられる人はそういないんじゃないかな。
・魔王の続編、完結。ライトのベルの最高峰。
魔王の続編的な位置づけなので魔王を先に読んでおいた方がいいです。
魔王だけ読んだ時は何だか物足りなさがありましたが、
このモダンタイムスを読むことによって魔王の良さが何だか分った気がしました。
独特の台詞回しや、超能力、登場人物に井坂好太郎を入れるなど面白かったです。
ゴールデンスランバーに似ている部分もありましたが、
個人的にはこっちのほうが面白かったかな。
偶然が多発しなかったおかげで読みやすかった。
・で?それが?
小説家なら、せめてプロットを完成させる位はしましょうね。長々とした中年男の自慰を延々と見せられるのは、読者にとっては苦痛でしかありませんよ?
大いに光るモノを持っているのに、それを悉く、阿呆な感性で潰してしまっている悲劇に涙。冒頭は良かったのに……。広げた風呂敷位畳もうぜ、なぁ伊坂さん?
・☆☆☆☆☆ー☆=☆☆☆☆
それなり☆4こ
直木賞をもらってテレビに出ていた人です
設定がおやじだとおもう 俺達にはありえないよ
それが小説なんだろうけど
ストーリはほかのレビューさんが書いてるので手抜きします
・まあ、魔王にオチが(一応)ついただけでも良しとしよう
魔王のオチは、作者の意図することを読み取れた読者には良かったかもしれませんが、
読み取れなかった、読解力の薄い私には、最悪に近い終わり方でした。
この作品は、その魔王の続編です。
主人公や登場人物のほとんどを引き継いだ続編ではないので、
潤也や犬養が直接出て来るわけではありませんが、
潤也夫妻があの後どうしたのかを、知る事ができます。
拷問シーンがあるなど、今まで読んだ伊坂作品よりも残虐性が強いです。
ぞっとする描写も多いので、そういうのが苦手な方には厳しいかもしれません。
あと、今回は元SEの伊坂さんならではの、
コンピュータやプログラミングに関する専門用語も多いので、
コンピュータが苦手な方には理解しにくい所も多いでしょう。
この作品も近年の伊坂作品と同じく、謎が謎のまま終わる所も多いです。
ただ、魔王よりははるかにはっきりした終わり方なので、魔王を読んだ方にはおすすめです。
ただし、初めて伊坂幸太郎の作品を読むという方には、
こちらよりも、重力ピエロやラッシュライフを強く推しますが…