・幸せな時間と残酷な現実
『飛空士』シリーズは読んでいたので、3巻は発売日に買ったものの読まずに放置していました。
ふと読んだ、みなさんのレビューを見て高評価だったので慌てて読みました。
前半部分は相変わらず退屈…もう少しエピソードを削って開戦までを2巻までにまとめてくれたら良かったのに…。
ところが、フラグが立った所から物語は一気に進行して行きます。
学生が大人の勝手な都合で、危険な任務に向かいます。
それぞれが、戦争という現実の中で大切な物を見つけ、そして無くしていきます。
作者の文章がその場面を詳細に頭の中に描かせます。どんどんと引き込まれます。
電車の中で泣きそうになり、涙を堪えて本を閉じました。
あのまま読んでいたら確実に泣いていた…。
今まで光の当たっていなかった登場人物達がとにかく素晴らしい。
そして3巻最終章の「鳥の名前」。この意味を知った時鳥肌が立ちました!
静かな空戦のシーンの描写は流石でした。
早く4巻が読みたくてたまらない。
そして『追憶』の映画の情報が早く欲しい。
・まさに急転直下
スカイ・オペラが本格始動。
ほのぼのとした学園ドラマや上層部の人達の意外な一面なんかに和んでいたら、
まさかの後半が衝撃的すぎました・・・。
あっけなく破られる平和な日常。
誰もがその誇りのために、守りたいもののために戦い、散っていく。
これまで嫌というほど暗示させられていたものだけど、
いざそのときが来ると、その姿に胸が打たれるし、苦しくて仕方ない。
空戦シーンの臨場感が素晴らしいせいで、
圧倒的な敵戦力にじわじわと追い詰められていくのは気が気じゃありませんでした。
次に誰が犠牲になってもおかしくないという、これまでと違う異常な状況に
カルエル達の受けた衝撃や想いがダイレクトに伝わってきて、こっちまで不安になってくる。
そんなピンチに、颯爽と現れたあの人の頼もしさは異常だったし、
あのマークや最後の手紙から、これからの展開に対するドキドキ感もうなぎ登りです。
しかし、この現実の苛烈さを知ってしまった彼らがどうなるのか同時に心配。
クレアにもこれから辛い展開が待っていそうだし、今からきつい・・・。
・1巻、2巻は3巻のための布石だった
ようやっと物語が転がり始めました。
前半はホンワカとした学園ストーリー丸出しだったが、ところがどっこい、中盤以降は激しい戦闘シーンの連続。
容赦ない怒涛の展開が彼ら若者を呑み込んでいくわけだが、まさか、こんな展開をもってこようなんて、2巻の時点では予想だにできなかった。
途中、登場人物が分り易いフラグを立ててくれたもんだから、読んでいる最中、いつだ、いつだとヒヤヒヤものだった。
中盤以降はまさに本に齧り付いて読んでいたわけだけど、後半の盛り上がり方は異常。しかも、こんな引きズルイよ〜。
※シズカの活躍シーンを描きたいのはわかったから、早くレヴィアタンの続きも書いてくれ。
・鳥肌もの
前半は2巻からのほのぼのを引き継ぎつつ、少年少女のやりとりから物語は動き始めた。空戦の描写はまさに圧巻。仲間の死に対するカル達の思いに酷く共感しました。今作で追憶により一層リンクしていきます。次巻を楽しみに待ちたいと思います!
・2巻で読むの止めた奴、取りあえず3巻まで読め
前作の「追憶」に魅せられ、1巻を購入。大した山場もなく、つまらなくも面白くもない。可もなく不可もなく。
続き物だし2巻に期待しようと思った。そして待ちわびた2巻は、寒々しい学園ドラマの連続。正直、落胆した。
そして、諦め半分で購入した3巻。中盤から、一気に引き込まれた。本当に2巻で諦めずに読み続けていて良かったと思った。
2巻に面白みを見出せず、3巻を買うかどうか足踏みしている人たちに是非勧めたい。
取りあえず、3巻を読もう。2巻の5倍くらい面白いから。