・金融の初歩
素人向けの金融
次はもう少し他の国から見た日本の事を書いて欲しいですね。
・うーん・・・。
他の専門家が書く経済論(?)とは少し捉え方が違うので、
興味深く読ませていただきました。
ニュースなどで取り上げられるような内容を、
できるだけわかりやすく解説しようという気持ちは伝わってきます。
もっとわかりやすく説明できそうなのですが・・・。
「ニューヨークダウ下落率に対してのマスコミの反応」
についての記述は納得しましたが、
全体的に「アメリカは素晴らしいが、日本はダメだ!」
という感じがヒシヒシと伝わってくるためウンザリしてしまいました。
『伝説のディーラー』と呼ばれるようなカリスマ性は全く伝わってきませんでした。
本としては、可もなく不可もなくといったところです。
評価は星3つです。
・成功したトレーダーから学べることは多い
「ヘッジファンドは円キャリートレードなど行っていません」という常識のウソを覆す論点など目からウロコでした。
私が本書を読んだのは、2007年8月17日。そう、サブプライムローン問題で株式市場とクロス円の外為市場が大暴落した日でした(NYタイムに米公定歩合0.5%下げで急回復。この日が大底になりました)。
本書の予測を基に私は、すかさずAUD/JPYとNZD/JPYのロングポジションを建て、ずいぶん稼がせてもらいました。
株式相場については、少し疑問だったので、しばらく空売りを続けましたが。
個人トレーダーは、とかく目の前で動いている相場だけを見て近視眼的になりがちです。
本書を読んで、トレーディングがうまくなる効果はありませんが、相場の大局感を養うためには良書だと思いました。
・本書を今読む価値
本書についての批判は他のレビュアーがされている通り、出版年月(‘07.7)の後のマーケットをみれば、精査せずとも(もちろん精査することは重要だが・・・)著者が明確に予測をはずしていることがわかる
そこで本書を一読の価値すらないと断じてしまうのは容易い
ただ私はあえて本書を一読の価値があるものと評価したい
というのは伝説のトレーダーと誉れ高い著者ですら相場を間違えることなどいくらでもあるといことがわかるからだ
これは評論家が無責任に外したという低レベルの話ではない
おそらく著者がいまだにトレーダーとして市場のプレイヤーであったならば本書に書かれていることを基に相場を張っていた可能性が極めて高いからである
そして本書の通りにこのタイミングで動けば大損していたことは現在の相場が教えてくれる
このようにプロ中のプロと呼ばれる人ですら相場を読むということに関して読み間違えるのであり、投資の大原則である”自己責任”というものを骨身に沁みて感じさせてくれるある意味において好著といえるだろう
それに著者は他の著書等でもきちんとおっしゃているように自分の意見が絶対的なものではなく、また自分の意見に追随して投資して失敗した場合において責任を負いかねるということを明言している
この点、評論家の多くが自らの意見を注意書きなしに絶対的なものとしている現状からみれば、著者は非常に良心的なように私の目には映る
要は名トレーダーだろうが、著名なエコノミストやアナリストだろうが、相場を読みきることは不可能であり、本書のような投資に関する本は”もしも著者が相場を読みきれるものと信じているのならば、執筆している間に誰にも教えずに相場を張るものだ”という大前提を忘れずに読む姿勢が大事だということである
そしてこの大前提を基にそれでも執筆している方はポジション・トーカーとして提灯をつけようとしている強かな者だということを肝に銘じておかなければならないと私は思う
・経済の勉強になります
世界のお金について書かれており、非常に勉強になります。
財政政策や為替など経済の仕組みについて分かりやすく説明されており、
特に経済の勉強をするには読みやすく良い本です。
また、状況を説明しながら、著書の考え方もはっきりしているので、
自分の思考にもなり身になりやすいです。
一般的な経済書で多い事ですが、「財政」なら財政の仕組みといったように知識は深まるが、
もう一つ身近に感じられないのではないでしょうか。
この本はより身近な事柄を通して経済をみる「視点」があり、勉強になる本です。
学生の方やサラリーマンの方、一般知識として経済の勉強が必要な方に特におすすめです。