Amazonカスタマーのレビュー
・買ってよかったと思える一冊
タイトルや本のデザインに惹かれて購入しましたが、本当に買ってよかったと思える作品でした。
鞄図書館と呼ばれる「どんな本でも見つかる鞄」とおじさんが、世界中・ある時は異世界にまでも足を延ばして皆に本を貸しています。
短編集で一話は約10ページ前後と短いですが、とても満足する内容です。
おしゃべり鞄が可愛らしく、おじさんとのコンビもとても素敵。
この作者の他の著書も読んでみたいと思いました。
・ジャケ買いでした
内容にも満足しています。
読んだことのある本が目白押しで,非常に興味深い漫画です。
「鞄図書館」
この響きは凄いですね。
ボルヘスの本が出てきやしまいかと,ドキドキしてしまいます。
ネクロノミコンはもう登場しているし・・・・・・
・図書館まるごと鞄の中に。ハートフルで乙な味わいの連作短篇集
ひとつの鞄の中が途轍もなく広い空間になっていて、その中に、この世のありとあらゆる本がすべて納まっているという“鞄”と、彼(?)を運んであなたこなた、世界のあちこちに出かけて人々に本を貸し出す“司書さん”。彼ら一人とひとつの鞄の“鞄図書館”コンビを軸に、かけがえのない一冊の本と巡り合う人たちのエピソードを綴って行く、ハートフルで乙な味わいの連作短篇集。
東京創元社のミステリ専門誌『ミステリーズ!』掲載の漫画のせいか、エドガー・アラン・ポオやレイ・ブラッドベリ、H・P・ラヴクラフト、ダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラー、ジュール・ヴェルヌといった作家の名前が、話の中に出てくるんですよね。それだけでもう、彼らの本を昔、読んだ覚えのある私は、懐かしい気持ちに誘われて、嬉しくなりましたねぇ。
“鞄”がことあるごとに、ゲーテの言葉を引っ張り出してくるという設定も面白いですね。宇宙の真理をまるごと収めた“鞄”が、心の琴線にふれるドイツの文豪の言葉を引用してきて紹介する。うーん、よいなあ。思わず、新潮文庫の高橋健二訳『ゲーテ格言集』を買ってしまいましたー。
収録された連作短篇の中で一番ぐっときた話は、「九冊目」のエピソード。話の終盤、やばいかもと思ってたら、やっぱ、涙が。。。。。
ラストひとコマがいかしてるぜ、決まったぜい!ってことでは、次の「十冊目」のエピソードがよいなあ。ハードボイルドの銘酒、チャンドラー印では、短篇もいいっすよお。「ネヴァダ・ガス」「赤い風」「待っている」といった諸短篇。創元推理文庫から出ている『チャンドラー短編全集』の四冊。おすすめでーす。
作者・芳崎せいむの『金魚屋古書店』のシリーズに、浦沢直樹の名品『MASTERキートン』のテイストがブレンドされたみたいな本書。思わぬ「当たり本」を手にした気分。
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