・是非二度目以降を読まれて下さい。
一読では分からない心情の揺れ。呼び名があだ名だったり名前だったりで忙しいのもあるけれど、高校生の生活としてはリアルかな。
何度か読むと、心に染み渡ってきます。女の子同士の恋愛の話ですが、一部の急進的なセクシュアル面を押し出したギラギラしたようなものではなく、門外漢の方もすっと世界に入り込めるような作品だと思います。
先があと2冊控えていますので、楽しみですね。
・切ない恋
杉本くらいの頃、男の子に憧れていたことがあった。
でも髪を短くしても、女の子を好きになっても、男の子にはなれなかった。
ボーイッシュな女の子でしかなかった。
大人の男の人に恋心をもってる杉本が切ない。
先生は姉の恋人だし、自分には振り向いてくれない人だとわかっているけど、思慕は消えない。
それを涙だけで表現してしまえる志村貴子さんは、すごい漫画家さんだ。
心の機微が、とても繊細に描かれているマンガだと思います。
・可憐な人よ 散らずに そのまま いてほしい...
やっぱり 志村先生の 木漏れ日 めちゃキレイ。(余韻に浸れました)
それはさておき、2巻目に入り ふみちゃんと杉本先輩の距離もだいぶ?お近づきになりました。(や でも・・・)
杉本先輩のお姉様方も出られております。(マージャンは嫌いです)
各務先生 ヒドいじゃん (何気に言葉キツいヒトだ)
井汲さん かわらず報われる事が無かろう努力おしまない(でも諦めちゃダメだよ‾)
あっ ヒースクリフを演じる杉本先輩 役作り不要ですね(川崎先輩も良かった)
あーちゃん 相変わらず 元気でした(ある意味立て役者的存在感ですね)
なごうなりましたが この辺でおいとまします
が、あとがきor巻末乙女漫画(本文から引用)も載っておりますので タイヘン 素晴らしい出来でございます。めちゃオススメです(男でも気兼ねなく読めます)
・なんだか懐かしい…
”雰囲気”だけではありませんが、それだけでも十分に楽しめる漫画だと思います。
私はミッションスクール(中高一貫の高校のみ。女子校)出身なんですが、
1巻に比べて、建物の雰囲気や女子ばっかりの環境が懐かしくて仕方がない2巻でした。
掃除のシーン、演劇祭の受付のシーンが特に懐かしかったです。学校祭も楽しみです(笑)。
志村さんは空気の描写が本当に上手な方ですね。
夏の感じもたまりません。
杉本先輩がかっこいいです。
なんというか、本当にすてきです。
こういう”かっこいい”もきっと志村さんならではなんだろうなあと思いました。
井汲さんの婚約者の康ちゃんもすてきです。
志村さんの描かれる人物は、”におい”がすることが多いのですが、
さらに男性のキャラクターには色気がありますね。
あと、あーちゃんのお兄ちゃんはシスコンで好きです(笑)。
お話の展開はすごくハラハラしました。
杉本先輩とふみちゃんがこれからどうなっていくのかが気になります。
・2巻のキーワードは・・・
今、『百合』がブームらしいじゃないですか。
もー、この際ブームに乗っかる形でいい!
とにかく沢山の人に『志村貴子』というマンガ家を知って欲しい!
だって、ネイティブで志村作品読めるのに勿体ないじゃん!
それに、読んだ瞬間わかりますよ、ケタの違いは。
個人の感想としては2巻のキーワード(というか特徴)は『涙』じゃないかと思います。(15〜19ページ、52〜55ページの完成度の高さといったら、ため息ものです)
あと『登場人物の新たな一面』(もー、杉本先輩!って感じで・・・)
31ページと61ページで「かわいい・・・」という言葉が引き継がれているのも捨て難い。
見所満載すぎです。
『エロF』掲載時では、隔月ということもあり、ついついぶつ切りに読んでしまったのですが、こうして一冊の本として出されると「うおー、きちんと気持ちがつながっている!」と大興奮です。
『気持ちをつなげる』『場面をつなげる』
これって当たり前のようでいて、すごく難しいことですよね。
これをサクッとやってしまうハイセンス。
さらに志村作品は余計なセリフやモノローグが一切ない。
だからこそ、セリフやモノローグがめちゃくちゃ光る!
絵の上手さは一目瞭然!
マンガとして完璧ですよ。
本当に勿体ない!
こんな大傑作を読まないなんて!