・データベースを使わないなんて!
MySQLに代表されるデータベースシステムを一切使わず,ファイルにして記事を保存するなんて,そういうのはブログとは呼ばない(実際、本文では「ブログ的」と書いてある。そんなのアリ?)。2005年の出版にも関わらず,DBMSを使用しない理由について「未だMySQLなどのオープンソースDBMSを使う環境は一般的に整っていないため」とあるが,それもおかしい。いずれにせよ,CMSではないブログ的システムが本当に有用だろうか?PHPの勉強教材にはいいのかもしれないが。
・PHPによるWEBアプリケーション構築の学習材料としてピッタリの好著
blogツールといえばMovable TypeやWordPressが有名ですが、
本書はそのblogツールをPHPを使って自分で実装するための解説書です。
blogツールという時宜を得た題材を取り扱うため、
PHPの入門書を一通りマスターしたので、次は実際のWEBアプリケーションの
構築に挑戦してみたいという方にとってピッタリの内容となっており、
blogツールの実装を通じて、
・コメント機能
・RSSの生成
・TrackBack
・XML-RPC
・Amazon Webサービス
といったblog関連テクノロジの実装方法のほか
・セキュリティ面で考慮すべき事項
・簡単なテンプレートの使用方法
・PEARライブラリの使用方法
などPHPプログラミングのTIPS的なポイントも同時に学習する事ができます。
また今後、WEBサイトの構築はCMSによるものが主流になることが
十分予想されますので、中級者以上の方がCMSツールを実装する際の
参考書にもなるでしょう。
唯一、個人的に残念に思うのはblogの記事の保存がテキストファイル
になっている点で、blogツールのスケーラビリティを考慮すれば、
最初からデータベースとの連携を前提としてほしかったです。
そのため星4つとさせていただきますが、それでも十分に価値がある書籍です。
・挑戦したい!
ブログって簡単だけど実は退屈。
自分も他人もどれも同じ。
だからちょっと工夫すれば違うものになる。
本書はそういうちょっとした味を付加する手法の参考になる。
せっかくブログやるなら本書を参考に挑戦してみるのも悪くないはず。
・PHP初心者向け!
わかりやすく、よく出来ています。レビューを見て買う気になりました。
わかりやすく書かれていますので、対象としてはPHPを入門書で覚えたけれど、実際何か作るのはまだだなぁってレベルの方に最適だと思います。
これを完了させると、かんたんなものが作れる位にはなりますのでレベルアップにちょうどいい感じです。
現場にいて、静的HTML時代から動的サイトへの急速な転換を感じています。
プログラムや動的サイトが苦手な方は、コレで速やかに時代に対応しましょう!
・Web アプリケーション構築の基本がわかる
PHP でブログツールを作り上げていく中級解説書です。
PHPに限った話ではありませんが、文法知識と実践の間には断絶があります。現実に役立つ仕組みを構築するためには、無数の雑多な知識が必要です。従来、それらの多くは「経験」と称されたり、「自分で考えることも大切」などとごまかされがちで、本にまとまるのは断片的な Tips が大半でした。
本書は Web アプリケーションの構築に必要な知識を粗く総覧しており、通読すれば、とにもかくにも題名通りブログツールを完成できます。ブログツール製作に目的を絞って学習するなら、極端なことをいえば、前提知識はほとんど必要ありません。完動するサンプルが示されますので、まず興味をもてる実践例から入らないと勉強が進まない方にもお勧めできます。
面白い本なので、どうして類書が少ないのだろう? と思います。それはもちろん、実践的アプリケーション構築の需要は細分化されており、それぞれの知見をまとめて出版しても商品としてペイしないためでしょう。本書を生んだブログブームには感謝したいですね。
なお、本書は第3章だけ短くなっています。これは諸般の都合で内容が精選されたためであり、削除された記事の一部は著者のウェブサイトにて私的に公開されています。