Amazonカスタマーのレビュー
・嫌味のない生活者視点の萌え4コマ
とても嫌みのない萌え4コマ漫画だなあと思いました。
たとえば「今晩の夕飯なんにしよう」みたいな生活や家事のこと、「そんなこと考えてるんだ」みたいな察しや思いなど、どれもこれも他愛ない誰もが日々抱いては霞れてく。エピソードの大元にあるものが、萌えキャラとしてのお約束よりもまず人としての発想なんですね。そこに好感を抱きました。
売れないエロ漫画家といういかにもオタ受けしそうな設定の主人公・藤堂春希。エロいことを考えて食っているにもかかわらずその手のことには純情で理性的、恋愛的な事柄にもおそろしく鈍感という矛盾上等のお約束を維持しつつも、時折垣間見せる仕事に対する真剣な態度、相手に対する深い配慮など――。
萌えとかお約束、ギャグなどの読者が暗黙に欲求する単純なこと、単純でないと効果のないものは女性らしいフィルターで濾過し涼やかに盛りつけて、単純には済ませられない、済ませちゃいけない事柄、たとえば生き方とか人の気持ちとか、そういう作者の伝えたい大事なことはやわらかく分別。お菓子と洗剤は別の袋、みたいにね。
「超級龍虎娘」で良いなと思うのは、かわいらしさと、面白さだけでなく、生活者視点の人間味があるというところですね。ヒロインは龍娘とか虎娘で押入れの巻物から現れ押しかけ共同生活だというのにヘンな話ですけど。
・かわいい絵だけじゃない
かわいい絵の表紙にありがちな萌えだけでは終わりません。4コママンガとしてのクオリティも非常に高いです。奔放な虎娘(マリコ)と家庭的な龍娘(タツロウ)のキャラクター付けが非常によく出来ていて、1ページ1ページが楽しめます。主人公が冴えないエロ漫画家と一風変わった設定ではありますが、そこは萌え系4コマ誌掲載作、お約束のお兄ちゃんラブなロリ娘や現役アイドルの彼女なんかも登場して萌え要素もバッチリ。個人的にはマリコのバイト先であるメイド喫茶の店長(ある意味で悪い大人の見本w)がかなりイイ味を出していて好きですね。09年5月現在も連載中ですが、毎回読むのが楽しみな作品です^^
きららコミックスでは毎回描き下ろしがあるので、うれしいですね。
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