・邪悪になるな(Don't be evil)
今やマイクロソフトを蹴落とす勢いで成長を続けているGoogleの誕生から、
将来を見据えた今の取り組みまで、Googleを巡る全てのドラマがここにある。
Googleの企業理念”邪悪になるな(Don't be evil)”を軸に、
広告宣伝一切せずに口コミだけでここまで成長してきたサーチ・モンスター。
スタンフォード大学の盟友であったラリー&サーゲイという若き二入の天才が、
資金調達や株式上場に関しても妥協せず、前例の無い型破りな方法で突破していく過程は爽快でもある。
ラリーが大学生の時に「ウエブ上にあるものを全部自分のコンピュータにダウンロードしたい。
それをするにはたった一週間しか掛からない。」と教官に話した事から始まった。
(実際には1年後にこのうちのいくつかが実現した。)
ラリーは言う「できるはずがないと思われている事に挑戦すべきなんだ。」
会社のルールで有名なのは仕事時間の20パーセントを使って、自分の一番関心のある研究を行う「20パーセント・タイム」。
この仕組みがGoogleマップやGoogleアースを生み出している。
今も「世界中のあらゆるものを検索する。」という壮大な目標に向かって、図書館デジタル化プロジェクトや、
遺伝情報検索プロジェクトが進行中であったりと本当に目が離せない。
超お勧めな、頁は多いけど表紙が薄くて読み易い一冊です。
・Googleが生活の必需品になった!
Googleで検索するのが、日常生活になった。その優れた検索結果に魅了され、世界中で支持を得ているのが、この本から伝わってきます。
創業者のラリー・ペイジとサーゲイ・ブリン、そして経営能力の優れたエリック・シュミットが加わることで、三頭政治体制が確立された経緯を知る。
グーグル社内から、大学のキャンパスを思わせるような自由な雰囲気と、創造性を呼び寄せるような環境を大切にしているのが感じられる。
その中でも、二十パーセント・タイム・ルールが、特に興味深かった。
会社の仕事以外に、自分の自由な研究ができる時間を設定しているのが、凄い。
ストップオクションにも関心を寄せたけど、それ以上に、18章「グーグルは腹ペコだ!」の話題は魅力的だ。
経営者サーゲイ・ブリンの人生に対する感性の素晴らしさを感じた。
グーグルの56番目に採用された社員は、チャーリー・エアーズという料理長なんだ。
ネット時代をリードする検索の名手Googleを知ること、「いつもお世話になっています。ありがとう」の気持ちを込めて読みました。
・わくわくするサクセスストーリーです
デビッド ヴァイス、マーク マルシード著 Google誕生を読みました。
ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが出会い
強気強気でGoogleを巨大な企業に立ち上げていく
サクセスストーリーで、読んでいてわくわくしました。
セルゲイ・ブリンにはカリスマ性、人を説得する能力
そしてビジネスを締結させる生まれ持った才があるようです。
ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは
コンピューターおたくでしたが
同時に外の世界に対しても非常に幅広い感心を持っていました。
この2つを兼ね備えていないと世界で成功することは難しいようです。
Googleは遺伝子のデータベース、宇宙旅行、クリーンエネルギーにも
投資しているようです。
遺伝子のデータベースでは
アメリカ国立医学図書館のサーチエンジンPubMedとの連携が鍵になるでしょう。
Google検索はあまりにも便利なので、無くてはならない存在になりました。
ただそのビジネスモデルが広告に依存している点が少し危ういような気がします。
Google検索により、上部と右端に表示される
Sponsored Linksをクリックしても、あまりいい情報は得られないため
クリックしない癖がついてしまいました。
ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが出会わなかったら
たぶんGoogleは無かったと思います。これが奇跡だと思います。
ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの出会いは
ジョン・レノンとポール・マッカートニーとの出会いに匹敵すると思います。
・大学院生の熱い情熱
Google創始者である、ラリーとサーゲイの物語です。
Googleの社訓は「邪悪になるな」。全体を貫くトーンが「悪い(旧態依然とした)マイクロソフトを倒す、新しく清潔なヒーローであるグーグル」といった感じで、非常に理想化されているきらいはありましたが、ネット社会に対する夢のようなものが感じられ、とても面白い本でした。
>(ラリーとサーゲイのいる)スタンフォードでは、
>博士課程の学生が鋭利につながるような研究を大
>学の設備を使って行う際の規則は非常にゆるやか
>だった。(中略)学長はいう。「この大学の人た
>ちは、世界に対して最大の影響を与える方法とは、
>時には論文を書くことではなく、自分が信じてい
>るテクノロジーを使って、そこから何かを作り上
>げることである、ということを十分理解しています」
このような背景のもと、学生だったラリーは、以下のように教授に告げます。
>「これからワールドワイドウェブのすべてを
>自分のデスクトップにダウンロードします」
この、荒唐無稽にも思えるアイデアを本当に実現に結びつけたからこそ、今のGoogleがあり、われわれがインターネットから情報を得る便利さがもたらされているのですね。
そのほかにも、印象に残るフレーズが多くありました。
ほかのウェブサイトは資金調達に気を取られて広告ばかり掲載していたが、Googleは口コミを信じ、皆が使わずにはおれないような良いモノを作ることに情熱を傾けていたこと。広告について、「検索エンジンによる検索結果は、いかなる形の支払金にも影響されてはならないと強く感じていた」こと。
この2番目の点は「グーグル村八分」「初音ミク騒動(初音ミク関連の画像が出ない)」などで話題になりました。営利企業による検索なんて広告主に影響されているんだろう、とも思っていましたが、Googleの理念としては、「広告に影響されるべきではない」と考えていることが判りました。
この書籍の最後の方には、図書館デジタル化プロジェクト、そして遺伝子解析プロジェクトの話が掲載されています。いずれもネットによる社会的貢献という視点が含まれており、インターネット社会の素晴らしい面、そして何かまったく新しいことが起こっているのだ、ということが感じられました。
これに乗れば、もしかしたらとても楽しいことが、あるかもしれない・・・・。
いま起こっていることや、新しい技術にも目を向けてゆきたいと思わせる本でした。
・グーグルはこうして誕生し、こんな方向に向かっている
レビュータイトルはあとがきで訳者が本書を評した表現ですが、まったくそのとおりの内容でした。
「ネット上での検索」という技術を極めることに情熱をもつ創業者とその技術をビジネスに転換させていくまでを描く序盤は、まさにグーグル誕生物語と呼ぶにふさわしい内容となっています。また、中盤以降は、グーグルを取り巻く環境について並列的に章立てされていて、どの章からでも拾い読みできるような構成になっています。
(例えばヤフーのようなポータルサイトと比較して)成功しないといわれていた「検索」に目をつけて他社とは差別化された技術を武器に投資家の援助を受けながら株式上場するまでのストーリーをわくわくした気持ちで読むことができました。また、全編を通して、金儲けよりも技術を極めることにこだわった創業者2人のキャラクターが伝わってきます。
グーグルという会社のDNAが感じられる一冊だと思います。