Amazonカスタマーのレビュー
・突き放したスタイルとイラストノベル展開が自販機本にも似た胡乱な世界を造り出す。
★4の中。
著者の5冊目。
戻ってきた一粒種の幼女な愛娘と、その無垢なる天真爛漫さで攻撃される真性ロリな父親の果て無き情欲。
一家相姦家族のもとへお呼ばれしちゃう幼女の生地獄。
魔界環境保護計画のターゲットにされる児童たちの義務教育。
めくるめく凌辱回廊で教師どもの餌食となった幼女がいだき続けた殺意。
父親の肉便器として育てられた幼女の成れの果て。
カラー8頁ショートの姉弟姦。
双生児である幼女と血縁のある義父と、強奪者と、どろどろの嫉妬と愛と暴力と、どす黒い欲望のドラマ。
狂気に彩られた一族の連綿たる肉宴と、贄として捧げられるしかない女たちのドラマ。
熟れた肉欲をもてあます母たちの茶会に取り込まれてゆく少年たち。
幼年期の法則に従い出遭った兄弟と姉妹が育んでゆく混沌たる調和。
肉欲の赴くがまま快楽を貪り合う姉弟の行く末。
兄妹による野外犬調教の行く末。
以上タイトル割愛御免。
ほか、カラーイラスト8頁。後描き漫画3頁。カバー内にも漫画アリ。
さて、処女作『玉砕学園』〜3冊目『怪訝の町』までは、その最終回に採り入れるくらいで概ね一般的な漫画スタイルで描いていたが、4冊目『少女画報』でかなりの頻度で導入するようになった、イラストノベル形式にほぼ完全移行したのがこの作品集。
試みは元来著者の根底に犇めいていた仄暗い情念をも同時に解放し、まだAVなど登場する以前の時代が産んだあの自販機本の胡乱さにも似た、淫猥な背徳感さえ醸し出すことに成功する。
ただしその弊害として、動きと声を排除したスタイルは読み手を選ぶ。
ただひとつ言えることは、著者の挑戦がなければ、かの名作『ざくろ』は産まれ得なかったということだけだ。
ともあれ、著者の全単行本中極めて胡散臭い1冊として、西安の人となりを知りたいファンの方にはぜひとも一読していただきたい作品集。
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