Amazonカスタマーのレビュー
・2楽章は本当に美しい。
スクリャービンのピアノ協奏曲。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番にも負けない美しい曲です。このピアニストの名は聞いたことがありませんでしたが、落ち着いた美しい演奏です。特に2楽章は美しく、友人は2楽章ばかり繰り返して聴いていましたが、その気持ちはわかります。
スクリャービンのピアノ協奏曲を聴いてみたいという方にお薦めしたい一枚です。
・美しいウゴルスキのスクリャービン
わたしはピアノ協奏曲が聴きたくてこのCDを買ったのですが、
ウゴルスキの美しいピアノの音色が、スクリャービンの青年時代の
心情の吐露のように聴こえ、非常に美しい仕上がりになっているのに
驚きました。
ブーレーズの明快な指揮ぶりは健在ですが、決してそれが嫌味には
なっていません。しっかりとしたバッグに支えられ、ウゴルスキの
ピアノが繰り広げ、非常に満足できました。
・初めての方にお薦めするスクリャービン
スクリャービンの作風は、初期のショパンを思わせる情緒たっぷりのものから、中・後期の、色をも表すという前衛的なものへと劇的に変化していった。この中では2つの交響曲が中・後期、ピアノ協奏曲が初期のものに分類されると言って差し支えないだろう。
私が注目したのは、ウゴルウスキのソロによるピアノ協奏曲だった。ウゴルスキというピアニスト自体、あまり知られていないかもしれない。彼はソ連体制下でその活動を抑制されていたため、その名を知られる機会がしばらくなかったというわけなのだ。しかし、その端正な瑞々しい音色、理性的な旋律の歌わせ方が私は特に気にいっている。正に掘り出し物ピアニストである。ところで、曖昧な記憶で申し訳ないが、この協奏曲を作曲した頃のスクリャービンは、確か婚約中ではなかったろうか?そんなこともあって、特に第2楽章は実に美しい!ロマン派ピアノコンチェルトの緩衝楽章としては、ラフマニノフの第2番に並ぶ最高傑作であると思う。そんな作品にウゴルスキの音色はぴったりである!実に知的な情緒に溢れた、好感を誘う演奏である。それは決してエキセントリックでも、極端でもないのだ。
交響曲の方は若干馴染みにくいかもしれないが、このピアノ協奏曲はスクリャービンの本質をついたものであると思う。現代音楽はちょっと。。と敬遠する方や、スクリャービンをまだ知らない方に聴いて欲しい1枚だと思う。
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