Amazonカスタマーのレビュー
・鮮やかな孤独、それでいてポップ
「SAKURAドロップ」はサクマドロップと掛けたタイトルといい、極彩色のジャケットといい、キラキラのシンセサイザーとオルガンみたいなキーボードの音色などなどポップさも失っていない曲ですが。
ふっと歌詞を聴いて、読むと。実は非常に2曲とも孤独な歌。「光」に続き。色とりどりのガラス玉を幾つも重ねて割ったような歌。カラフルだけれど鋭く、美しい。初期の楽曲から比べると段々、この頃から孤独感が前面に出てきてる感じがしました。「SAKURAドロップス」は失恋の歌だし、「Letters」でも君を必要としているんだけど、どうしようもなく得られない感じとか。
両A面ですが、自分は特にLettersが好きです。GLAYのHISASHIも参加しているアコギが印象的です。当時携帯のCMで大量に流れていたのを思い出しました。
水滴の音などアレンジも独特で凝っています。今からだと手に入れにくいかも知れませんが、是非どうぞ。
・心が騒ぐ曲
歌詞にもある「好きで好きでどうしようもない」その感情が、強烈な香水の匂いのように自分にまとわりついてくる。主人公の心は散ったのか?咲き続けているのか?また新たな芽を宿すのか?春先のモワンとした暖かさの中に時折吹いてくる冷たい強い風を感じさせる曲だった。
Lettersは主人公の心がもっと相手に対して能動的に思えた。「花に名前を 私にあなたを」切ないな〜。
・歌詞が深い
私は「SAKURAドロップス」よりもカップリングの「Letters」が大好きで耳が痛くなる程リピートして聴いています。多分彼女の作曲した中でも一番好きな曲です。イントロのメロディーからして物語を想起させる…切なくて涙が出るような言葉の数々。彼女は天才的なメロディ・コンポーザーというだけじゃなく言葉のスペシャリストでもあるんだと改めて認識した。
江國香織さんの佳作「神様のボート」を愛読している私には、この哀しく果てしない物語のために書かれた曲だと勝手に決めこんで(笑)聴いてました。
“今日選んだアミダクジの線がどこに続くかはわからない、怠け者な私が毎日働く理由…”や“花に名前を、星に願いを、私にあなたを…”
涙が出てしまうような切ない言葉がとめどなく綴られていて、尋常ではないストーリー・テラーぶりに驚嘆してしまいます。感性のきらめきを感じさせるような秀作です!一生聴いていたい。
・桜のリアリティ
きれいで力強い曲。特に後半の
「好きで好きで・・・関係ない」のリフレインが大好きです。
それにちょっと色っぽいし。
でも、この曲、他アーティストの桜ソングと比べて、
いまいち桜Flavorが漂ってこないのはな〜ぜ〜
と、ずっと思っていました。
今日(2007/4/5)のU3MUSIC、Hikki'sメッセを読んで少し納得。
Hikkiは9月入学の人だってこと忘れてました。
育った環境によって、桜に対する見方も違うのかもしれないですね。
そういえばタイトルも「桜ドロップス」じゃなくて「SAKURAドロップス」
ローマ字だし。
両A面の「Letters」も佳曲で、なんともすごいマキシシングルです。
・美しさ、儚さ、そして強さをも感じる
「SAKURAドロップス」という言葉の響きがとても美しいので曲も美しいのだろうと思いました。実際に聴いてみると、美しいだけではなく儚さの中にも強さを感じられるような曲でした。私は宇多田ヒカルの曲の中でこの曲が一番好きです。ジャケットもとても素敵だと思います。