Amazonカスタマーのレビュー
・あなたたちがいたから、今私は生きています。
YMOが散開した年に生まれた私は、YMOと言えばこのジャケットしか思い浮かばず、とにかく胡散臭いおじさん達が集まった、なんかいかがわしいグループというイメージしかありませんでした。 今迄洋楽しか興味を持てず、テクノ自体食わず嫌いだったんですが、なんとなく気まぐれでこのCDを聴いて日本でかつてこんな音楽が作られ、受け入れられた時代があったのかと改めて思うと凄い、と衝撃を受けました。 かくして。今ではYMOの御参方は胡散臭くていかがわしくて素敵なおじさん達になり、iPodの中はテクノが増殖中です。 まだYMOを知らない人、聴かず嫌いな人は好きになるかどうかはさておきとりあえず聴いてみて欲しいなあと思います。 一度はイエローマジックを体験してみてはどうかと。 私的なレビューになりますが、一刻も早くこの世から消滅してしまいたいと毎日絶望していた時にYMOに出会い、希望と言うものに気付かせて貰いました。 YMOを聴かずにして消滅してしまわずホントに良かったと思います。
・今聴いても全然古くない、かっちょいいYMOサウンドが楽しめます
三十年前にリリース(1979年9月25日)された、YMO二枚目のアルバムなんだけれど、今聴いてもとてもかっこいい。未来のある日から届いた音楽と言ってもいいような、すごく魅力のあるハーモニーとリズムが鳴っている。
坂本龍一作曲が、「テクノポリス」「キャスタリア」「ビハインド・ザ・マスク」。細野晴臣作曲が、「アブソリュート・エゴ・ダンス」と「インソムニア」。高橋幸宏作曲が、「ライディーン」と「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」。それに、ビートルズの「デイ・トリッパー」をアレンジしたもの。YMOの三人がそれぞれの音楽性の赴くまま、好きなことを自由にやっていながら、アルバムの中でまとまって、うまくバランスがとれている気がします。
特に好きなのは、おしまいの「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」の中、口笛で吹いたみたいなメロディーが聴こえるところ。なぞの転校生がやってきた、そんな雰囲気があって、ぞくぞくっとしびれてしまう。
CDの音もいいし、収録曲の粒が揃っているし、32分の収録時間もいい感じだし、繰り返し聴いて楽しめる一枚。
・傑作アルバム
最高に尽きる。音の輪郭が、はっきりしていて、完成度および、素晴らしいに尽きる作品。
初心者でも、楽しめるテクノサウンド
・YMOの ある一面
YMOのアルバムの中で一番人気があるのは本作だと思う。
聴いていてとにかく捨て曲が無い。というか どの曲も個性的で いわゆる「キャラ」がしっかり立っている。こういう曲だけで作り上げたアルバムは 今聴いていても本当に誠実だし贅沢なのだと思う。
YMOの本当の凄さは このアルバム以降にあるかもしれない。
このアルバムの後にYMOは変化しつづけたと言って良い。このアルバムがヒットした段階で 彼らとしては この路線を継続するオプションは当然見えていたはずだ。また かなりのその段階のファン達も この路線継続を希望していたような気がする。
しかし 彼らはそういう道を取らず たとえば「BGM」といった 非常に癖のあるアルバムを出すことで それまでの自分たちのイメージを大きく変えていった。「BGM」を聴いて YMOから離れた人も多かったと聞く。
そうして「君に胸キュン」である。たとえば 本作の「アブストリュート エゴ ダンス」を演じた音楽家たちが数年後にマイクの前で「キュウン」と歌っていること自体がにわかに信じられない。
そんな軽妙で かつ 実験精神に溢れた連中がYMOの本質だと今でも僕は思う。YMOを初めて聴いてみたい人に 僕は本作を推薦するかもしれない。但し 一言付け加えなくてはならない。「本作は YMOの ある一面なんだよ」と。
・テクノ初心者でもわかる音
79年の大ヒット作。このアルバムを機に、ワールド・ツアーを敢行、人民服とテクノ・カットが流行した。
テクノ・ポップをほとんど解さない私にとって、ひとつの救いになっているのがこのアルバムである。これならまだわかる。聴きやすい。のれる。踊れる。グルーブや癒しを感じることができる。打ち込みのコンピューター・サウンドってこう聴くのよ、と優しく諭されているのだ。ただ、YMOが絶対的にテクノではなく、歌謡曲などにも針を振ったらしいから世の中面白い。