Amazonカスタマーのレビュー
・既存のファンも入手する価値大アリの+13デラックス盤
説明不要のNINの2ndアルバム『The Downward Spiral』が発売10周年を記念してレア・トラックなどを収録しリマスターを施した2枚組となって蘇った(2004年に発売、日本盤は発売が遅れた)。
あまり触れられていないので書くが、リマスターの作業はトレント本人が行ったため、ただ音圧が増しただけでなく(この手のロックにおいてはそれだけでも十分重要なことだが)、音に立体感が出ており、もはや別の作品といってもいい域に達している。特に冒頭のMr. Self Destructではそれが顕著で、何度も聴いてきた筈のイントロで不覚にも身震いしてしまった。
また日本盤のライナーノーツでは5.1サランドの素晴らしさが説かれているが、「普通の」リマスターにおいても、その恐ろしいまでの音像が見事なまでに再構築されているので、是非オリジナルを所有しているオールド・ファンの方もトレントの今までの功績に敬意を表して、あるいは活動再開を祈って、この歴史的名盤をいま一度購入し直してみては如何だろうか。
もちろん、新たにNINを聴かれるという方も、このデラックス・エディションを買って決して損はしないことを最後に付け加えておきます。
・90年代の象徴
私はこのアルバムをほぼリアルタイムできいていたが、ありとあらゆる意味で90年代の象徴のようなアルバムだと思う。デジタルリマスターとボーナスディスクつきである。ポストグランジに相応しいgenerationX剥き出しの無気力と耽美主義、美青年(当時)、尾崎豊のような思春期丸出しの青臭い詩、生楽器よりもテクノロジー主体の所謂インダストリアルの主催者、アンビエントやブレイクビーツの導入、90年代アメリカのプログレ、衝動的だとおもわれやすい激しいノイズ音列の裏に働くクラシックピアニストくずれらしい巧緻な計算、それに負けないキャッチーなメロディー、後によくもわるくも一世を風靡するラップメタル勢からの異様なリスペクト、ヒップホップの導入の早さ、プレレディオヘッド、確固たるnine inch nails soundの確立、トータルアルバム主義、無数のフォロワーからの屹立。紛れもなく90年代アメリカのロックを代表するアルバムだと思う。ただ個人的にはよりメロウで、キャッチーで抑揚のきいた黒人よりの次作the fragileのほうが色彩豊かで好きであるし、上だと思う。今作品はやや単調にきこえる。あと、暗すぎ(笑)。
・burn
burnがおまけでついてくる、ってだけで買いだと思う。
これぞNINだろ と・・
もはや神髄のインダストリアルメタルサウンド。凄い。
dead soulsも違うとこに入ってるから本編もちゃんとした流れで楽しめます
・94年発表の怪物がふたたび
90年代ロックの最重要アルバム、「The Downward Spiral」がリマスターされて登場。
インダストリアルもメタルもハードロックもテクノもポップも全て飲み込んで
生み出された怪物のような作品です。聴いた事の無い人は絶対買いです。
ディスク2は過去に発表されたリミックスなどの集大成的なものになってます。
こちらも聴き逃せません。
・オルタナティブ・ロック名盤
カート・コバーンが亡くなった年、ウッドストック94で泥まみれのトレントを見ました。ある種、被っていた喪失感を埋めてくれるのは彼なのかもと感じさせたパフォーマンスだったのを覚えています。
そしてあれから時間が経ち、新たにデラックス版として登場する本作。
オリジナル作品として1枚で完璧なので、二枚目はデモをとことん楽しむ気持ちで聞くのがお勧めです。
それにしても”Closer”を生で見た時の感覚は筆舌に尽くし難い感覚でした。