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現地ではリアリティに拠っていたマルクス主義がリアリティ(の変化)ゆえに廃れてしまって、でも日本じゃリアリティが元からない(ハルマゲドンじみたおとぎ話?)ために生き残っちゃった、という感覚的に分かってたことが過程を省略せず、しかしこんがらがらずに説明しているエクセレントな語り口。現代思想というお化け屋敷の裏側を洗いざらいする知的ツアーっていうかな。中沢新一が東大を追われた“思想的”てんまつや、「大きな物語」の消失→若手学者が「監視社会」とかちんまい議論しかしなくなった/「スター学者」を中心とした思想のカンタン化、がスッキリ整理されるいい本です。
東が監視社会、北田が広告都市など自説を言いっぱなしにしてかみ合わない本。「渋谷はネットゲーム」など東の例えが出るところは滑りまくっていて、ゲームの出るところは読み飛ばしてもOK。東君、「ゲーム分かってる」というサインで「ゲーム分かってない」と“誤配”してることに気づいていい頃だよ。高校時代に渋谷でブラブラして煙草を吸っていて、デートにはセックスが付きもの? オタクの敵じゃんあなた。北田の言説にはおっと目を惹くところがあるものの、自著『広告都市・東京』のの引用であって詳しくはそちらで、という宣伝にしかなってない。それら牽強付会な粉飾を取り除くと、知ってる地元についてのファミレストーク。まぁ2人の賢い兄ちゃんのそこそこ面白い雑談を聞くために、ドリンクバー付きで朝まで粘ったら、1160円+税ぐらいかかるよね。てことで★5つ
メモはこう書けだのノートの取り方だの手取り足取りはなくて突き放してる。「生きてきたんだろ?なら自分に向き不向きは分かるよな」はいごもっとも。一人一人体格が違う以上に頭の作りや違う。読み方考え方書き方も自分にフィットするように裁断できるのは自分だけだと。ノウハウ本を5~6冊読んで消化不良をかかえてから読むとすっと腑に落ちるキャベジンみたいな本。「フィニッシュの回数が成長にも信用にもなる」という一節が読めただけでモトが取れました、ブログについての話はおおかた蛇足なんだけど。
笑うに笑えない寒いギャグの中にぽつりぽつりと卓見が浮かぶ。ここから透けて見えるのは社会学を呼吸するように軽やかに扱える学究を積んだために世間知らず、必死にきょうびのネタをお勉強してきたとっちゃん坊やの姿だ。「データとヘリクツはどこにでもくっつく」という10頁で終わりそうな正論を、200頁かけてお小遣い稼ぎにしたケチくささ(ギャグをお勉強したおだちん?)はつっこみ力のサンドバッグにももの足りない。類書のはるかにデキの良い『ダメな議論』に力負け。「反社会学講座」は名著といって良かったのに……慣れないことはするもんじゃない?
なんで売れたかもなんで気に入らないかも分かる小説。80分?はぁ、数学してもマニアックにならないちょうどいい時間ですねと。人間関係が深まらないんじゃ人間AIBOだよねと。そりゃ可愛いしハートフルだろうと。数式のお堅いイメージに“裏切られたい”んならオススメ、数式に惹かれたんなら読まない方がいい。
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