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なうぺた
書籍: 悲しき熱帯 (角川文庫 (5803)) * * i 悲しき熱帯 (角川文庫 (5803))
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ラベル: すべて / Life / 写真 / 雑誌 / 音楽関連
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ヘッセが好きだ。本当に感動した。言葉は綺麗で、多くの示唆に富んでいて。
自分が仏教徒であることもあって、内容はシンプルで分かりやすい。成道後のブッダではなく、真実の自我を求めて修行を続ける青年(シッダールタとゴーヴィンダ)を通し、自己実現の道を描く。ブッダの本名は「ゴータマ・シッダールタ」なので、読む前はブッダの話だと思ってたけど、この小説ではブッダとシッダールタは、別の人物として描かれている。
悟りはどこかにあるものじゃなくて、ここにある。悟りがここになければ悟れない、ということ。核心をついていると思う。
ヘッセの仏教に対する深い理解(長年インドの仏教思想を研究していたことを後で知った)、宗教の違いを超えた普遍的な真実らしいものに対する真摯な姿勢は、あらゆる人の心を揺さぶると思う。
丁寧に丁寧に、生きていきたい。一つ一つをやり過ごすような生き方で、何が生まれるのか。何も生まれない。
この本の扉載ってたヘッセの略歴がまた、本当に素晴らしい。「牧師の家庭に生まれ、神学校に進むが、『詩人になるか、でなければ何にもなりたくない』と脱走、職を転々ののち、書店員となり…」。うぅーん。たまらんー。
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