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コメント
大衆小説を扱っている色々な雑誌に掲載された短編を集めたものです。
特に文章が巧妙だったり、ストーリーに意外性があったりする訳ではありませんが、非常に好意の持てるキャラクターと人間味あふれるストーリーに惹かれます。「惹き付けられる」といった強い感じではなく、ふわふわと、「あぁ、どこからかうまそうな匂いがー」みたいな。
実際の世の中に、この本の中に出てくるような人はそういないとは思いますが、別に作者は楽観的な、または安易な考えからそのような人物を登場させたのではなく、そこに彼の希望を託したものだと、僕は、そう思いました。
(作成日 2005/06/18)
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大分前に、学校の図書館に貼ってある「図書館ニュース」に著者が紹介されていて、興味をもちました。決してジャニーズのドラマに乗っかった訳ではありません。

で、感想なんですけど、
文体が割と好きです。読みやすさは別として。話が進むにつれて段々少なくなってくるのですが、言葉遊びっぽいのが所々に鏤められていて、面白いなぁ、と思いました。
内容は、微妙。ラストはあまり好きではないです。てか修二が可哀想でした。野ブタにも腹が立ちましたが、名前忘れたけど、修二と一番仲が良かった女の子もすごく嫌でした。「は?単なるお前の思い込みだろ?」って感じで。でも、修二には結構共感できました。
著者は、ひねくれ気味の修二みたいな子はあまりいないと思っているようでしたが、実際は、修二程度の子は僕の周りにもたくさんいます。それに、作中の高校の描写からも、作者の『高校生観』が偏っていると見受けられる部分が多数ありました。
まぁ、それでも、文章自体は結構読みやすいし、何より級友を「プロデュース」するっていう設定が面白いので、普通に楽しんで読めると思います。娯楽的要素>文学的要素
(作成日 2005/10/16)
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依頼主は、プライドが高く、態度も大きく、暦にうるさく、気難しい老婆だった。依頼の内容は、村人たちの形見を展示、保存する博物館を作るというもの。耳縮小手術専用メス、シロイワバイソンの毛皮、切取られた乳首。肉体の存在を最も忠実に記憶する品。形見は、正当には手に入らないものが殆ど。
小川洋子の書く物語は、揃って希薄だ。縛られた心と退廃的な日常。クライマックスはせいぜい丘ほどの高さ。でも飽きさせたりつまらなく思わせたりしない。外と切離された、静かで、時が止まった世界。
「=沈黙」。そう言えるほど、濃密な沈黙が物語全体を支配している。何も話さないことが、こんなにも濃くあれるのだ、と衝撃を受けた。その沈黙こそが、形見から物語を引出す。沈黙と形見の物語が対照的で印象深かった。
形見の博物館、動物の毛皮を着た沈黙の伝道師……。一つひとつみると、ぶきみな要素が多いが、淡々とした語り口がそれらを全くぶきみに感じさせない。不思議と、むしろ爽やかな印象を受けた。私は決してぶきみなものが好きではないが、それでもこんなに惹かれるのは、小川洋子さんの表現のためだと思う。彼女の作品で『博士の~』しか読んだことのない人に特に薦めたい。小川洋子はただの感動モノに留まるような人ではない。
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