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アイデアマラソンの樋口健夫氏の著書。
樋口さんは商社マンとして、海外に長年駐在されていた。
客先で長時間待たされていた時に、はじめは読書をしていたが、
それでは勿体ないと、ノートにアイデアを書きはじめたことが
きっかけとなって、アイデアマラソンは生まれた。
23年間の継続の末に膨大な数のアイデアが生まれ、且つ
それが氏の仕事術にも大きく関わっていることがわかる。
個人的には、樋口さんの書く文章は読みやすいし、仕事に
対する考え方とか、やり方とかはすごく参考になる。
この本は「アイデアマラソン」やら「ノート術」にこだわったものでは
なく、仕事の様々な局面で「自分はこうやってノートを使って
切り抜けてきたんだよ。」という樋口さんのメッセージで構成
されていると感じた。
そして、何より大切なのは「継続力」なんだってことは、この本を
読んで改めて感じさせられた。才能や適性はあるんだろうけど、
最終的にその分野の一流には継続的な努力がなければ到達
することはできない。
そして、人間は忘れる生き物なのだから、どんな手を使ってでも
「アイデアは即座に書き留める」ってことが大事なんだなーと。
樋口さんの徹底ぶりはすさまじいものがあると言える。
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