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higeizm (男性)
札幌在住。
ついこの間40代に突入したと思ったら、あれよあれよと言う間にもう半ばにさしかかろうというところです。

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書籍: ちんぷんかん (新潮文庫) * * 小説(時代) i ちんぷんかん (新潮文庫)
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ホルモーとか鹿男の面白さを期待している人には、ちょっと期待が外れるかも知れないけれど、これは話が厚くて面白く読めた。

こういうストーリーを考え付く作家という人たち、いや、万城目学という人をつくづく尊敬する。

あまりネタバレになるようなことは書かないでおくけれど、それにしても「このことは、絶対しゃべっちゃいけない」は、大阪の人にはかなりキッツいんじゃないかなぁ。
死ぬ予定の人間の資料がまわってきて、担当になった死神はその人間を死なせていいかどうか、見極めにくる。
何日か見極めて、死なせるか、見送るかの報告をあげる。
死なせると判断された人間は、翌日死ぬことになる。

死なせるかどうか死神が見極めにきた人間が6人。
それぞれ関係のない話なのだけれど、後でピタっと話が合ってくるのは、いつもの村上春樹的手法。


とにかく面白い!ハマった!

今まで伊坂作品を「重力ピエロ」「グラスホッパー」と読んで、面白いことは面白いハマるまではいかなかった。

でもこれはすごい。
他のも読んで見ようと思う。

高校時代の仲間たちで作った中年バンド「コレステローラーズ」。
メジャーデビューを夢見るがパっとしない。
ところが、外国人労働者ムボガが、ライブを録音したテープをアフリカの母国に送ったところ、空前のメガヒットとなり、アメリカでライブをすることに。

これで勘違いした中年男たちは、仕事をやめ、東京に出るのだが・・・。

誰にでもあった昔の夢の燃え残りにあろうことか火がついてしまって、みんな勘違いしてしまう。
男なら誰にでも胸に手を当てると心当たりがある、単純さというか、バカさ加減が面白く書かれていると思う。
この人の不肖シリーズは好きでよく読んでいる。
このシリーズのいいところは、肩肘張っていないところだ。

ものすごいことをしているにも関わらず、自分の使命感とか、責任感とか、そういった重たいものを振りかざしていない。偽善に陥らず、偽りが無い一人の人間としての本音にあふれている。
自分には理解できず、違和感を持っていた「自分探し」という言葉と行動。

必要以上にポジティブシンキングが前面に押し出されているような書物やサイトを見ると感じていた気持ち悪さ。

それらの何に違和感や気持ち悪さを感じていたのか、これを読んでわかった。
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