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古賀 (女性)
腐女子の商業BL中心本棚
オサレなものより下世話なERO

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書籍: タイタニア1 疾風篇 (講談社文庫) * * * 小説 (一般), た 田中芳樹 i タイタニア1 疾風篇 (講談社文庫)
書籍: シンデレラ・コンプレックス (ピアスノベルズ) * * * BL 小説, し 白城るた i シンデレラ・コンプレックス (ピアスノベルズ)
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リアルな腐女子を、彼氏目線から綴った大人気シリーズの第3巻。
発売前の商品をレビューすることはあまりないのだが、これは期待をこめて星をつけたいと思う。

既刊はたいへん楽しく読んだので、作品自体への期待も大きいのだが、さらに注目すべきは初回特典の小冊子。

>★★★限定版オリジナル小冊子内容★★★
>■著者の新境地「BL4コマ」
>■人気BL作家による表紙&ショートマンガ
>ねこ田米蔵、門地かおり、稲荷家房之介 ほか
>■お祝いイラスト&コメント
>久米田康治、中村明日美子、木原音瀬 ほか多数
                         (商品説明より)

じつに、じつに!腐女子の心を突いてくるラインナップではないか。
さらにこのほか、水戸泉先生などもコメントを寄せるという。
これは買わない手はない。
咎狗ファンならば、ヴィスキオを少しでも愛する気持ちがあるならば。即買いなさい。そして歌うのです。オ~オ~オオヴィスキオ~
普段18禁表示などは気に留めない。
いや、それ自体にわたしは何となく疑問を覚えていた。年齢制限に一体なんの意味があるのか、と。

しかしこの作品を読んでわたしは考えを改めざるをえなかったのである。
美貌の高校生黒木玲に与えられる仕打ちはあまりに淫らでグロテスク。
見ているこちらが吐き気を催すような狂行はフィクションだと分かっていても、現実を投げ捨てたくなる。ああ大人って汚らわしい、と幻滅する。
だからこそ、わたしは今作を未成年には読ませたくないと思ったのだ。 当時高校生であった身ながら心底思ったのだ。
煽り文句の「今世紀最大の禁断書」はあながち誇張でもないかな。

耽美界の巨匠、陵辱の女神 山藍先生の作品の中でも一際鬼畜度が高い今作。
絶望感の中に滲む官能を味わいたい成人女性はぜひ。
まるで少女漫画のかっこいい「カレ」のような二人。
エロオーラ系夢魔・玲と、可愛い系高校生・藤丸が並んでいると、まあ、かわいらしい画風とあいまって、王道ラブストーリーのように見えますが、なかなかどうしてマニアックなんだなこれが。

触手に媚薬にエトセトラ。
ここには書けないようなプレイが、あくまで可愛く、繰り広げられております。
絵面と、やってることのギャップに面食らって、ああもう大好き。
もちろん、見た目どおりの胸キュンも期待できます。
「起承転結」
4コマ漫画は起承転結が最もわかりやすい形だ。

物語の導入からヤマ場へ続く「起承」、今作ではまるで日常から切り取ったような光景がその2コマに描かれている。
そして、大きな転機を見せる、「転」――
読者はまさに日常から転げ落ちる思いで3コマ目を見るだろう。
いきなりスイッチが入る、非現実的な世界。
しかも、それはそ知らぬ顔で、さも当然のように繰り広げられる。
エキセントリックな西炯子の世界に、読者は転がり込む。

普通が、普通じゃない――いや、普通じゃないのが普通なのか?
読み終わるころには、私達はすでに作者の掌の上で転がされている。
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